SNS公式アカウントの年末年始ごあいさつ投稿事例(2026年)

ヘッダータイトル画像:SNS公式アカウントの年末年始ごあいさつ投稿事例(2026年)_X(旧 Twitter)・インスタグラム事例

年末年始は、企業のSNS運用においても、通常投稿を続けるべきか、あるいは投稿を控えるべきか、判断に迷いやすい時期です。そこで本記事では、X(旧 Twitter)やInstagramの企業公式SNSアカウントが年末年始に行っていた投稿事例をピックアップしてご紹介します。投稿内容や切り口のヒントとして、今後のSNS運用にお役立ていただければと思います。

※本記事内の投稿事例は、X(旧 Twitter)およびInstagramの埋め込み機能を利用しています。閲覧環境や通信状況によっては、表示に時間がかかる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

SNSプラットフォーム系

主なSNSプラットフォームは、アメリカ本社主導で運用されているケースが多く、ここ数年は年末年始に日本文化を意識した投稿はあまり見られなくなっています。

Instagram for Business <Instagram投稿>

>>参考:  @instagramforbusiness 2026年1月3日投稿

日本国内向けの年末年始投稿は行われておらず、英語圏向けの公式ビジネスアカウント「Instagram for Business」から、「2026年のビジョンボード(※)には何を書きましたか?」と、ユーザーに目標や夢を問いかける内容が投稿されていました。
新年のタイミングに合わせて、フォロワーに今年の抱負を考えさせるメッセージとなっており、グローバル向けアカウントらしい切り口といえます。

(※)ビジョンボード:自分が叶えたい夢や目標、欲しいもの、なりたい姿などの写真や、カードに言葉を記入し掲載するボードのこと。ドリームボードとも呼ばれます。

X Corp.  <X(旧 Twitter)投稿>

>>参考: 
 @XcorpJP  2026年1月1日投稿
 @X  2025年12月23日投稿

X日本公式アカウント(@XcorpJP)では、2026年元旦に、昨年から話題となっているAIを活用し、干支(午年)にちなんだ、馬が駆け抜ける映像による新年のごあいさつ投稿を行っていました。
この動画は、xAIが開発した「Grok(グロック)」によって生成されたもので、年始のあいさつと同時に自社の技術力・サービス価値を自然に訴求する内容となっています。季節性とプロダクト訴求を無理なく組み合わせた好例といえるでしょう。
X社の英語圏向けアカウント(@X)では、2025年を振り返る総集編動画を投稿。世界的に話題となったエンターテインメントやスポーツのトピックをテンポよくまとめた内容で、「その年を象徴する出来事」を振り返らせる構成になっていました。

YouTube Japan <Instagram投稿>

>>参考: @youtubejapan
 2025年12月31日投稿
 2026年1月1日投稿

YouTube Japanの公式Instagramアカウントでは、通常、動画クリエイターやインフルエンサーの紹介、自社イベントのレポートなど、情報量の多い投稿が中心となっています。
年末にはその流れを踏まえ、1年間を振り返る形で、話題となったコンテンツや音楽をランキング形式で紹介する投稿が行われていました。
一方、元日の投稿ではそれまでとは一転し、装飾を抑えたシンプルなビジュアルで新年のあいさつを実施。日頃はリールや画像を使ったにぎやかな投稿が多いアカウントであるからこそ、あえて情報量を絞ったデザインが際立ち、年賀状のような印象を与える投稿となっています。

AI・オンラインツール系

ChatGPT <Instagram投稿>

>>参考:  @chatgpt 2026年1月1日投稿

OpenAI社開発のAIサービス、ChatGPTの英語圏向け公式Instagramアカウントでは、年始の投稿として、AIであるChatGPTに質問を投げかけている画面をそのままビジュアルにした投稿が公開されていました。
投稿では、「2026年にやめたほうがいいことは何だと思う?」という問いに対し、ChatGPTが回答するやり取りが画像で紹介されています。
そのAIの返答内容は、「今の自分に合わなくなった習慣を手放してみてはどうか」といった、思慮深いメッセージとなっており、新年らしい前向きさを感じさせるものでした。サービス紹介を前面に出すのではなく、AIと対話する体験そのものの面白さをさりげなく伝えている点が印象的です。

Gemini <X(旧 Twitter)投稿>

>>参考:  @GeminiApp 2026年1月2日

Googleが開発するAIサービス「Gemini(ジェミニ)」の英語圏向け公式X(旧 Twitter)アカウントでは、年始の投稿として「今年最初のプロンプトは何ですか? リプライで教えてください。」とユーザーに問いかける投稿を行っていました。
「プロンプト」とは、AIに対して与える指示文や質問文のことを指します。この「プロンプト」をイメージさせるシンプルな文章のみの投稿でした。また、世界中のユーザーからリプライが寄せられており、年始のタイミングを活かしてユーザー参加型のコミュニケーションを生み出している点も特徴的です。

Canva 公式(キャンバ) <X(旧 Twitter)投稿>

>>参考:  @CanvaJapan 2026年1月1日

オンライングラフィックデザインツール「Canva(キャンバ)」の公式X(旧 Twitter)アカウントでは、元旦に、Canvaのデザイン作成画面上で干支の馬のイラストを使い、年賀状を制作しているようなビジュアルで投稿していました。
投稿文はシンプルながら、「一緒に楽しくデザインしていきましょう」というメッセージが込められており、ユーザーとの距離感の近さが感じられます。日本向けにローカライズされた年始投稿となっており、外資系企業のSNS運用においても参考にしたい好例だといえます。

検索エンジン系

Yahoo! JAPAN(ヤフー)<X(旧 Twitter)投稿>

>>参考: @Yahoo_JAPAN_PR
 2025年12月31日投稿
 2026年1月1日投稿

検索エンジン「Yahoo! JAPAN」の公式X(旧 Twitter)アカウントでは、年末と年始でトーンを切り替えた投稿が行われていました。
2025年の大晦日には、雄大な富士山のビジュアルとともに、一年を締めくくるシンプルな挨拶を投稿。落ち着いた雰囲気で、年の終わりにふさわしい静かな印象を与えています。
元日の投稿では雰囲気を一転して、公式キャラクターの「えんじん」くんや「けんさく」くんが登場し、投稿文では「Happy」の文字をあしらったポップで親しみやすいビジュアルで新年の挨拶が行われていました。
また、投稿内では2026年がYahoo! JAPANのサービス開始30周年にあたることにも触れられており、年始のあいさつとあわせて節目の年であることを自然に伝える構成となっています。

スポーツ系

水戸ホーリーホック <X(旧 Twitter)投稿>

>>参考:  @hollyhock_staff 2026年1月1日投稿

昨シーズン、JリーグでJ2からJ1への昇格を果たした水戸ホーリーホックの公式X(旧 Twitter)アカウントでは、マスコットキャラクターの「ホーリーくん」が袴姿で新年の挨拶をするビジュアルが投稿されていました。
年始に合わせて袴姿を用意し、きちんとお正月仕様のビジュアルを制作している点が印象的です。こうしたひと手間は、投稿を見た人に「きちんと新年を迎えている」という印象を与え、クラブの誠実さや丁寧な姿勢を自然に伝えてくれます。
また、Xの投稿文には「新しい原風景をこの街に」という言葉が添えられており、年始の挨拶を通して、ファンとの距離をあらためて縮めることに成功している点が印象に残る事例です。

宇都宮ブレックス <Instagram投稿>

>>参考:  @utsunomiyabrex_official 2026年1月1日投稿

B.LEAGUE(Bリーグ)東地区に所属し、3シーズンぶり3度目の優勝を果たした宇都宮ブレックスの公式Instagramアカウントでは、年始の投稿として、公式マスコットキャラクター「ブレッキーくん」が干支にちなんだ“馬のかぶりもの”を身に着けたイラストが公開されました。
クマをモチーフとしたキャラクターが、あえて馬の装いをしている点に、年始ならではの遊び心と特別感が感じられます。シンプルながらも「お正月らしさ」がひと目で伝わるビジュアルとなっており、ファンにとっても印象に残る投稿です。 また、キャプション(投稿文)では、昨年惜しまれつつ逝去されたヘッドコーチへの想いや、その後ファンの声援に支えられながら優勝を果たしたチームの歩みについても触れられていました。
単なる新年のあいさつにとどまらず、クラブの歴史や感情を共有する内容となっており、ファンとの絆をあらためて感じさせる投稿となっています。

食品系

エスビー食品株式会社 <X(旧 Twitter)投稿>

>>参考: @sbfoods_jp
 2025年12月26日
 2026年1月5日

香辛料などの加工食品を展開するエスビー食品株式会社の公式X(旧 Twitter)アカウントでは、年末年始にかけて、実用性と季節感を意識した投稿が行われていました。
12月26日の投稿では、おせち料理に関する内容を紹介し、自社のレシピ掲載Webサイトへと誘導。年末の調理シーズンを見据え、少し早めのタイミングで情報を届けることで、自然な形でオウンドメディアへの回遊につなげています。
年明けの1月5日には、仕事始めのタイミングにあわせて年始の挨拶投稿を実施。人気の香辛料商品を干支にちなんだビジュアルであしらい、年賀状のようなデザインで新年のスタートを伝えていました。
投稿内では、創業103年、さらに瓶入りスパイスシリーズが発売20周年を迎えることにも触れられており、節目の年であることをさりげなく伝えています。また元旦ではなく「仕事始め」にあらためて挨拶を行うことで、生活リズムや実務の流れに寄り添った発信はSNS運用の参考になります。

ニッスイ フードパーク【ニッスイ公式】 <X(旧 Twitter)投稿>

>>参考: @nissuikoushiki
 2025年12月26日投稿
 2026年1月5日投稿

大手水産・食品メーカーである株式会社ニッスイの公式X(旧 Twitter)アカウントでは、年末と年始でそれぞれ異なる切り口の投稿が行われていました。
12月26日の投稿では、2025年に登場した新商品を一挙に並べたビジュアルで年末の挨拶を実施。ハートモチーフの背景に商品が並ぶ構成は、食品メーカーらしい温かみのある印象で、2025年の新商品の認知をまとめて高めるという点でも、年末らしい活用方法でした。
また、年明けの1月5日には、仕事始めにあわせた年始の投稿を実施。馬のイラストと、自社商品の練り物を「馬蹄」のように円形に並べたビジュアルが印象的で、干支を取り入れつつ遊び心が感じられるクリエイティブとなっていました。ユーモアと可愛らしさを備えた表現は、年賀状のような親近感があり、見る側に自然と好印象を与える投稿です。

アパレル系

CHUMS JAPAN <Instagramで投稿>

>>参考: @chums_japan
 2025年12月31日投稿
 2026年1月1日投稿

アウトドアブランド・CHUMS(チャムス)の公式Instagramアカウントでは、ブランドアイコンでもある「ブービーバード」のモチーフをベースとしたイラストを用いて、年末年始の投稿が行われていました。
12月31日の投稿では、干支が巳年から午年へと移り変わる様子を表現したイラストを使用し、1年の感謝を伝える内容となっています。年始の投稿では、馬をモチーフにしたおしゃれなイラストを投稿。このイラストは公式Webサイトから「ぬり絵」として無料でダウンロードできるようになっており、完成した作品を投稿するよう呼びかけるなど、ユーザー参加型の仕掛けも取り入れられています。
単なる挨拶投稿にとどまらず、ブランドの遊び心や世界観を体験として共有できる点が印象的で、ファンとの距離を自然に縮める年始施策として参考になる事例といえるでしょう。

BEAMS (ビームス)<Instagramで投稿>

>>参考:  @beams_official 2026年1月1日投稿

衣料品や雑貨を展開するアパレル企業、BEAMSの公式Instagramアカウントでは、元旦に干支である馬をモチーフにしたイラストで年始の投稿が行われていました。
投稿の画像は、馬が走るトラックをダイナミックに描いたビジュアルが印象的で、そのコース自体が「50」の数字をかたどる構成となっています。これは、BEAMSが2026年にブランド創立50周年を迎えることを表現したもので、新年の挨拶と周年告知を兼ねたデザインとなっていました。シンプルながらも動きのある構図と、ブランドの節目をさりげなく伝える演出は、BEAMSらしい洗練された世界観を感じさせます。

ゲーム系

【公式】ポケモン情報局 <X(旧 Twitter)投稿>

>>参考: @poke_times
 2025年12月31日投稿
 2026年1月1日投稿

RPG(ロールプレイングゲーム)の代表的タイトルの一つである「ポケットモンスター」の公式X(旧 Twitter)アカウントでは、年末年始にあわせて、キャラクターの魅力を活かした投稿が行われていました。
年末の12月31日の投稿では、人気キャラクターである「ピカチュウ」を用いて、1年の感謝を伝えるメッセージを発信。投稿文には翌年に開業予定の屋外施設のグランドオープン日についても案内しており、年末の挨拶とインフォメーションを自然に組み合わせた内容となっています。
また、元日の投稿では、ゲーム内キャラクターであるスイレンとポケモンたちをあしらった年賀状風のビジュアルを公開。 普段はゲーム内イベントや商品情報が中心のアカウントですが、年始にはあえてお祝いに振り切った表現を取り入れることで、特別感のあるコミュニケーションを実現しています。

飲料系

アサヒビール <Instagram投稿>

>>参考: @asahibeer_jp
 2025年12月26日投稿
 2025年1月5日投稿

アサヒグループホールディングス株式会社が展開するアサヒビールの公式Instagramアカウントでは、年末と年始でそれぞれ異なるアプローチの投稿が行われていました。
年末12月26日の投稿では、1年をねぎらう「乾杯」をテーマにしたリール動画を公開。商品を手にしたシーンとともに「お疲れさまでした!」というメッセージが添えられ、1年間頑張った人に向けて労いの言葉を届ける内容となっています。
またキャプション(投稿文)には「2025年もアサヒビール公式Instagramを見守っていただき、ありがとうございました。」と記されており、2025年の事情をふまえた内容で商品ファンへの感謝を丁寧に伝える投稿となっていました。
年始の1月5日には、仕事始めのタイミングに合わせて「おみくじ形式」のクリエイティブを投稿。画面をタップすると商品と占い結果が表示されるGIF仕様になっており、思わず触ってみたくなる仕掛けが施されています。
年末は「感謝とねぎらい」、年始は「参加型の楽しさ」と、目的に応じて表現を切り替えている点が印象的です。

日東紅茶【公式】 <X(旧 Twitter)投稿>

>>参考: @nittoh_tea
 2025年12月31日投稿
 2026年1月1日投稿

紅茶ブランド・日東紅茶の公式X(旧 Twitter)アカウントでは、日頃から紅茶を取り入れた暮らしやレシピ提案など、「紅茶のある時間」を感じさせる投稿が継続的に発信されています。
12月31日の投稿では、Xアカウント開設から6年目を迎えたことに触れつつ、これまで応援してきたファンやフォロワーへの感謝を伝える内容となっていました。商品イメージに通じる落ち着いたトーンのビジュアルと文面で、年末らしい穏やかな雰囲気が表現されています。
元日の投稿では、干支である「馬」をモチーフにした水彩画風のイラストを使用。やわらかな色合いとクラシカルなタッチが印象的で、ブランドが大切にしている上品さや温かみが伝わるビジュアルとなっていました。

交通機関系

はとバス【公式】  <X(旧 Twitter)投稿>

>>参考: @nittoh_tea
 2025年8月14日投稿(創業77年を記念した投稿)
 2025年12月31日投稿
 2026年1月1日投稿

東京を拠点とする観光バス会社、はとバスの公式X(旧 Twitter)アカウントでは、年末年始にかけて「バス」という自社ならではの強みを活かした投稿が行われていました。
12月31日の投稿では、8月の創業77周年を記念して制作された「77」の文字をバスで表現したビジュアルを再び使用し、1年の感謝を伝えています。実際のバスを使って文字を形づくるというユニークな表現方法で、撮影のために現場が一体となって取り組んでいる様子もうかがえます。こうした手間をかけた演出が、はとバスらしい親しみやすさにつながっています。
また、元日の投稿では、2階建てバスを中央に配置し、「福を乗せて入ります」というメッセージを添えた年賀状風のビジュアルを公開。年賀状風のデザインはとても明るく前向きな印象を与える内容となっていました。

甘木鉄道株式会社【公式】<X(旧 Twitter)投稿>

>>参考: @amagi_railway
 2025年12月31日投稿
 2026年1月1日投稿

福岡県と佐賀県を結ぶ甘木鉄道株式会社の公式X(旧 Twitter)アカウントでは、地域に寄り添った発信が日頃から印象的です。普段の投稿では「#今日の甘鉄」というハッシュタグを用い、沿線の風景や車両の様子、駅などの清掃風景など、沿線が身近に感じられる内容が多いのが特徴です。
12月31日の投稿では、フォロワー数がまもなく1万人に到達することを報告し、日頃の応援への感謝を伝えていました。これまでの積み重ねを大切にする姿勢から、地域に支えられてきた鉄道会社らしさが感じられます。
元日の投稿では、走行中の車両に「謹賀新年」の文字を添えた年賀状風の写真を公開。あわせて、2026年に開業40周年を迎えることにも触れ、節目の年に向けた前向きなメッセージが添えられていました。

文房具系

【公式】スケッチブックのマルマン <X(旧 Twitter)投稿>

>>参考: @maruman_sketch
 2025年12月26日投稿
 2026年1月1日投稿

スケッチブックなどの紙製品を展開する文具メーカー、マルマン株式会社の公式X(旧 Twitter)アカウントでは、ハッシュタグ「#マルマンスケ部」を活用し、ユーザーに作品投稿を呼びかける形でUGC(※)の創出を促しています。投稿された作品をリポストして紹介するなど、ユーザーとの継続的なコミュニケーションを大切にしている点も特徴です。
年末・年始の投稿では、公式キャラクター「図案さん」と「クロッキーツインズ」を用いた、手描きタッチの温かみを感じるイラストで発信されていました。12月26日の年末投稿では、「いつも嬉しく拝見しています」といった一言を添え、日頃から作品を投稿しているユーザーとの距離の近さが伝わる内容でした。

※UGC(User Generated Content):一般ユーザーが投稿した写真やイラスト、感想などのコンテンツのこと。

【公式】マジックインキ(R)寺西化学工業株式会社 <Instagramで投稿>

>>参考: @magicinkJP
 2026年1月1日投稿
 2026年1月5日投稿

文具・事務用品メーカーである寺西化学工業株式会社の公式Instagramアカウントでは、代表的な商品である「マジックインキ」を前面に打ち出したお正月デザインの投稿が行われていました。
元旦の投稿では、年賀状風のデザインを採用し、中央にはおめでたい雰囲気を感じさせる赤色のマジックインキを配置。キャプション(投稿文)には、創業110周年を迎えることへの想いとあわせて、年始の営業日についての案内も添えられており、ユーザー対応を行わない期間であることも丁寧に伝えられていました。
1月5日の仕事始めの投稿では、水引を今年の干支である「馬」に見立てたデザインに、マジックインキをずらりと並べたビジュアルを使用。商品ロゴの持つデザイン性が活かされた、見た目にも華やかなクリエイティブとなっており、ブランドの世界観づくりの参考になる投稿でした。

美術館・博物館系

金沢21世紀美術館 <X(旧 Twitter)投稿>

>>参考: @Kanazawa_21
 2025年12月28日投稿
 2026年1月1日投稿

石川県金沢市にある金沢21世紀美術館の公式X(旧 Twitter)アカウントでは、年末年始に美術館そのものの魅力を活かした投稿が行われていました。建築家・妹島氏が設計に携わった建築ならではの美しさを活かし、施設そのものが主役となるビジュアルで発信されています。
12月28日に年末の投稿をしています。やわらかな日差しに包まれた美術館正面の写真を使用し、投稿文には年末年始の開館時間に関する案内も添えられていました。
一方、元旦の投稿では、朝日を背にした美術館を俯瞰で捉えた奥行きのある写真に、「迎春」の文字をあしらった年賀状のような一枚を投稿。投稿文は控えめながらも、新年の始まりにふさわしい静けさと品のある雰囲気が伝わる内容となっていました。

日本科学未来館 <X(旧 Twitter)投稿>

>>参考: @miraikan
 2025年12月27日投稿
 2026年1月2日投稿(2025年12月26日の投稿を引用リポスト)

東京・お台場にある日本科学未来館の公式X(旧 Twitter)アカウントでは、年末年始にあわせて施設ならではの世界観を活かした投稿が行われていました。
イグ・ノーベル賞受賞者と語り合うイベントや、身体や科学をテーマにした体験型展示など、参加型の企画で知られる施設で、SNSの投稿でもユーザーに「体験」を感じさせる運用を続けています。
年末の投稿では、館内のシンボルでもある巨大球体ディスプレイ「ジオ・コスモス」をメインにしたビジュアルで、年末年始の開館スケジュールを案内。続く投稿では、少しはやめに12月26日に告知していた新年特別イベントの投稿を改めてリポストし、年始の来館を促していました。
また、12月27日に投稿された年末のご挨拶投稿では、博物館スタッフの方々が「ジオ・コスモス」越しに手を振る写真も投稿されており、科学館らしい知的な雰囲気の中に、どこか親しみを感じさせる年末年始の挨拶となっていました。

外食系

モスバーガー <X(旧 Twitter)投稿>

>>参考: @mos_burger
 2025年12月31日
 2026年1月1日
 2026年1月2日投稿 午前10:00投稿
 2026年1月2日 午前11:00投稿

ハンバーガーチェーン、モスバーガーの公式X(旧 Twitter)アカウントでは、年末のご挨拶投稿からお正月にかけて、連続した投稿で年始ムードを盛り上げていました。
12月31日の投稿では、赤い器に盛り付けたハンバーガーの写真とともに、1年間の感謝を伝える内容を投稿。ユーザーからの「いいね」やコメントへのお礼が添えられており、ファンとの距離の近さが感じられる内容でした。 元旦には、お正月飾りとハンバーガーを組み合わせたビジュアルで、新年の挨拶を投稿。シンプルながらもモスらしい温かみのある、年賀状風のデザインが印象的です。
さらに1月2日には、ハンバーガーを初日の出に見立てたユーモアのあるビジュアルを投稿。同日中には、モスの商品を重箱に詰めた「おせち風」の画像も公開され、思わず目を引く演出となっていました。 自社商品をそのまま使いながら、時にはおしゃれに、時には遊び心たっぷりに表現することで、年始のSNSを楽しく盛り上げている好例といえそうです。

資さんうどん【公式】 <X(旧 Twitter)投稿>

>>参考: @sukesan1976
 2025年12月31日投稿
 2026年1月1日投稿

福岡県発祥のうどんチェーン店・資さんうどんの公式X(旧 Twitter)アカウントでは、年末年始にあわせた温かみのある投稿が行われていました。
年末のご挨拶文では、口コミをきっかけに1都1府16県まで店舗が広がったことへの感謝を、都道府県名を挙げながら丁寧に伝えており、企業としての成長や勢いが感じられる内容となっていました。 元旦の投稿では、年賀状を思わせるデザインの画像とともに、「『資さんに行こか』が日常の会話になれれば幸いです。」という投稿文を添えて新年の挨拶を実施。ブランドとしての想いや目指す姿がストレートに伝わる、印象的な投稿となっていました。

あんみつ みはし <X(旧 Twitter)投稿>

>>参考: @mihashi_ueno
 2025年12月31日投稿
 2026年1月1日投稿

昭和23年に上野公園前で創業した老舗甘味処「あんみつ みはし」の公式X(旧 Twitter)アカウントでは、年末のご挨拶として、少し前に投稿していた年末年始の営業時間案内を引用リポストする形で再度告知していました。年末年始は特に来店が集中しやすい時期でもあり、来店予定の方への配慮が感じられる投稿で、実店舗を構える企業ならではの丁寧な運用事例といえます。
また元旦には、干支の馬をモチーフにした貼り絵風のイラストで年始のご挨拶を投稿。ロゴの雰囲気ともよく合った、やさしく温かみのあるビジュアルで、新年のご挨拶としても印象に残る投稿となっていました。

日用品・家電メーカー系

タイガー魔法瓶公式 <Instagram投稿>

>>参考: @tiger_pr_jpn
 2025年12月26日投稿
 2026年1月5日投稿

電気調理器具メーカー・タイガー魔法瓶の公式Instagramアカウントでは、年末と年始で役割の異なる投稿を行っていました。
12月26日の投稿では、2025年に反響の大きかった投稿を振り返る形で、人気トップ3の投稿やリール(動画)を紹介。定番の水筒だけでなく、「かつて社内でトラを飼っていた」というユニークなエピソードや、復刻商品の投稿などが多くの反応を集めていたことがわかります。年間の振り返りを通して、改めて自社商品の魅力を伝える構成になっており、年末投稿として参考になる内容でした。
年始の投稿は1月5日に実施。漆黒の炊飯器とおせち料理を組み合わせたビジュアルで、落ち着きのあるお正月らしさを演出しています。また、キャプション(投稿文)では「日々の暮らしに寄り添う」というブランドの姿勢が語られており、年始のタイミングにふさわしい、丁寧で誠実な印象の投稿となっていました。

DAIKIN Japan(ダイキン工業) <X(旧 Twitter)投稿>

>>参考: @daikin_jp
 2025年12月26日投稿
 2026年1月1日投稿

空調事業・フッ素化学事業を展開するダイキン工業株式会社の公式X(旧 Twitter)アカウントでは、年末年始に公式キャラクター「ぴちょんくん」を中心とした投稿が行われていました。普段は「中の人」による親しみのある投稿が多いアカウントですが、年末年始はキャラクターを前面に出した構成に切り替え、季節感のある演出が印象的です。
12月26日の投稿では、「ぴちょんくん」がお辞儀をするかわいらしいイラストとともに年末の挨拶を掲載。「おかげさまで、あっという間の一年でした。」という一文からは、日常的に丁寧なコミュニケーションを積み重ねてきたSNS運用の様子がうかがえる投稿でした。
また元旦の投稿では、干支の「馬」とだるま落としで遊ぶ「ぴちょんくん」を描いた年賀状風のビジュアルで投稿。「今年も暑さ寒さに負けず」といった一文を添えることで、空調メーカーらしさをさりげなく表現しており、企業イメージと季節感を自然に結びつけた参考にしたい投稿です。

食品スーパー系 

サミットストア公式  <X(旧 Twitter)投稿>

>>参考: @summitstore_co
 2025年12月30日投稿
 2025年12月31日投稿
 2026年1月1日投稿

首都圏で展開する食品スーパーマーケットチェーン、サミットストアの公式X(旧 Twitter)アカウントでは、年末年始にかけて実店舗と連動した投稿を行っていました。
毎年恒例となっている「干支ぬいぐるみ」をサミットポイントで交換できるキャンペーンを軸に、年末年始の営業案内を発信。12月30日の投稿では、翌年の干支である「馬」のぬいぐるみを紹介し、キャンペーンへの期待感を高めていました。
12月31日は文章のみのシンプルな投稿で、年末の営業時間について丁寧に案内。さらに元旦には、干支ぬいぐるみとともにキャンペーン開始を告知し、新年らしい明るい雰囲気での投稿となっていました。
毎年恒例の企画を軸にしながら、実店舗の利用につなげていく構成は、地域密着型のスーパーならではの運用例です。

公益財団法人・伝統文化系

アダチ版画研究所 <X(旧 Twitter)投稿>

>>参考: @ukiyoe_adachi
 2025年12月31日投稿
 2025年12月31日投稿 ※セルフリプライで投稿
 2026年1月1日投稿

江戸時代から続く浮世絵の木版画工房兼版元・アダチ版画研究所の公式X(旧 Twitter)アカウントです。伝統文化に触れる機会が限られがちな中、SNSを通じて浮世絵の魅力を丁寧に発信しています。
12月31日の投稿では、自社オンラインストアで販売された復刻浮世絵の人気ランキングを紹介。上位作品を実際の浮世絵画像とともに掲載し、セルフリプライで第1位となった葛飾北斎「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」を紹介していました。Xの機能を活かした見せ方で、作品への関心を自然に高める構成となっています。
また年始の投稿では、浮世絵や木版画の魅力をさらに広めていきたいという想いを文章で伝えつつ、干支の「馬」をモチーフにした筆致豊かな版画を掲載。シンプルながらも趣のあるビジュアルで、新年にふさわしい落ち着いた雰囲気を演出していました。

まとめ:年末年始投稿から見えたポイント

今回ご紹介した事例から、年末年始のSNS投稿にはいくつか共通するポイントが見えてきました。

  • 年末の挨拶では、1年の振り返りとして「人気だった投稿」や「取り組み」「商品・サービスの歩み」などを伝える投稿が多く見られました。
  • 年始の投稿は、必ずしも元旦でなくてもよく、仕事始めのタイミングでの投稿でも十分に成立しています。
  • 自社の商品やサービス、建物、キャラクターなどを中心にした「年賀状風」のビジュアルは、ユーザーにとっても分かりやすく、自然に受け入れられやすい傾向があります。
  • また、新年に周年を迎える企業やブランドの場合は、その節目をあわせて伝えることで、企業の歩みや想いを知ってもらう良い機会にもなります。

どの事例にも共通しているのは、「派手さ」よりも「らしさ」や「継続性」を大切にしている点でした。年末年始という特別なタイミングだからこそ、日頃の運用スタンスや企業の姿勢が自然と伝わる投稿が、結果的にユーザーの共感につながっているように感じます。

今回ご紹介した年末年始の投稿を通して、あらためて多くの企業のSNS運用担当者のみなさんの工夫や想いに触れることができました。限られた時間や体制のなかで、ユーザーに少しでも楽しんでもらおう、気持ちよく新年を迎えてもらおうと工夫されている投稿ばかりで、個人的にもとても楽しく拝見しました。

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