【Instagram編】企業アカウント運用に欠かせない「認証バッジ」とは?Meta認証(Meta Verified)を解説

ヘッダータイトル画像:【Instagram編】企業アカウント運用に欠かせない「認証バッジ」とは?Meta認証(Meta Verified)を解説<審査制無料とMeta認証の違い>

企業の公式アカウントを運用する中で、「認証バッジ(青バッジ)」が気になったことはないでしょうか。
InstagramやFacebookなどのMeta系SNSでは、アカウントの信頼性を示す手段として認証バッジが用意されていますが、その仕組みは少し分かりづらい部分もあります。

特に近年は、従来の審査制による無料の認証バッジに加え、Meta認証(Meta Verified)と呼ばれる有料の認証サービスも登場し、「どちらで、申請したらいいのか分からない」と感じる企業担当者の方も多いのではないでしょうか。

本記事では、従来の認証バッジとMeta認証(Meta Verified)の違いや特徴について整理しながら、企業アカウントの運用視点で分かりやすく整理しました。

※なお、「認証バッジ」以外にも、「青バッジ」「認証マーク」「公式マーク」「チェックマーク」など、さまざまな呼び方がありますが、本記事では「認証バッジ」に統一してご紹介します。

Instagramの認証バッジとは?

まずは、認証バッジの基本から確認していきましょう。

認証バッジ(青バッジ)の基本概要

Instagramに限らず、プロフィール名の横に表示される「青いチェックマーク」を見たことがある方も多いのではないでしょうか。
この青いマークは「認証バッジ」と呼ばれ、そのアカウントが実在する人物や企業、商品ブランドなどの公式アカウントであることを示しています。

認証バッジが付いていることで、ユーザーは「このアカウントは本人・公式のものである」と判断しやすくなり、安心して情報を受け取りやすくなります。

企業アカウントにおける認証バッジの役割(信頼性・なりすまし対策)

認証バッジは、もともと著名人や企業になりすました偽アカウントへの対策として導入された仕組みです。現在では、それに加えて、SNS上での信頼性を示す一つの目安として広く認識されるようになっています。

企業アカウントにとって認証バッジは、ユーザーとの信頼関係づくりにも関わる重要な要素となっています。

例えば、商品やサービスに関する情報を発信する際、認証バッジが付いていることで、「公式アカウントからの情報である」と伝わりやすくなります。特に、キャンペーン情報や重要なお知らせなど、正確な情報発信が求められる場面では、その効果を感じやすいでしょう。

また、企業名やブランド名は第三者に模倣されるケースもあり、偽アカウントが作成されてしまうこともあります。認証バッジがあることで、ユーザーが正しいアカウントを判別しやすくなり、こうしたトラブルの予防にもつながります。

Instagramの認証バッジの取得方法が増えた  |  Meta認証(Meta Verified)の登場

ここ数年、Instagramの認証バッジがあらためて注目されている理由の一つが、認証の仕組みの変化です。
これまでInstagramの認証バッジは、プラットフォーム側の審査を通過した一部のアカウントのみが取得できる仕組みでした。

しかし、海外での提供開始に続き、日本国内でも2023年7月からMeta認証(Meta Verified)が提供開始されたことで、条件を満たせば有料で認証バッジを取得できるようになりました。

この変化によって、Instagramの認証バッジは、従来のような「著名性や信頼性の証明」という役割に加え、「本人確認」や「サポート機能を含むサービス」の側面も持つようになっています。

項目説明図:インスタグラムの認証バッジには2つの選びあがる。左「申請性(無料」右「 Meta認証(Meta Verified)」。無料はメリットがあるものの、 サブスクの有料で短期で認証バッジが得られるのもメリット。

認証バッジの取得方法が増えたことで、単に「取得できるかどうか」だけではなく、認証バッジの役割や違いを理解したうえで、自社にとって必要かどうかを考えることが重要になってきました。

>>参考:  Meta Newsroom|グローバル向けの初報(2023年2月19日)
Testing Meta Verified to Help Creators Establish Their Presence

>>参考:  Metaについて | InstagramとFacebookのサブスクリプション「Meta認証」を日本でも提供開始(2023年7月13日)

ここからは、従来の認証バッジとMeta認証(Meta Verified)それぞれの特徴について整理していきます。

従来の認証バッジについて|審査制(無料)

従来の認証バッジとは

Instagramで以前から提供されている従来の認証バッジは、アカウント側から申請を行い、審査を通過することで無料で付与される仕組みです。

主に、企業やブランド、著名人などを対象としており、プラットフォーム側が審査を行ったうえで、条件を満たしたアカウントにのみ認証バッジが付与されます。

従来の認証バッジ仕組み(審査制)

従来の認証バッジは、申請内容をもとに、プラットフォーム側で審査が行われる仕組みです。

詳細な審査基準がすべて公開されているわけではありませんが、メディアでの露出や検索需要など、外部からの認知度が重要な判断材料になるとされています。
そのため、単にInstagramのアカウントを運用しているだけでは取得が難しく、一定の知名度や社会的な認知が求められる傾向があります。

>>参考: Instagramヘルプセンター Instagramプロフィールの認証バッジをリクエストする

取得の難しさと注意点

従来の認証バッジは無料で申請できる一方で、取得のハードルが高い点も特徴です。
特に、以下のような点には注意が必要です。

●明確な審査基準がすべて公開されていない。
●申請しても必ず認証されるわけではない。
●継続的な認知や外部での露出が求められる。

そのため、単にフォロワー数を増やすだけではなく、メディア掲載や検索需要など、外部からの認知を積み重ねていくことも重要になります。

従来の認証バッジの主な申請条件

Metaでは、従来の認証バッジを申請するアカウントについて、いくつかの条件を設けています。ここでは、企業アカウント向けに分かりやすく整理してご紹介します。

本物である(実在していること

申請するアカウントは、実在する個人や企業・団体であることが前提です。例えば企業の場合は、登記されている法人であることや、実際に事業として活動していることが求められます。いわゆる「架空のブランド」や「実態のないプロジェクト」などは対象外となります。

唯一である(公式アカウントが1つであること)

認証を受けられるのは、その人物や企業を代表する「唯一の公式アカウント」です。
同じ企業で複数のアカウントを運用している場合でも、基本的には1つに限られます。ただし、言語別に運用しているアカウントなどは、例外として認められるケースもあるようです。また、まとめ系アカウントやファンアカウントなどは対象外です。

完全である(アカウント情報が整っていること)

アカウントの状態も審査対象になります。

具体的には、
●公開アカウントである(鍵アカウントではない)
●自己紹介(プロフィール文など)が記載されている
●プロフィール画像が設定されている
●投稿などの活動が行われている(定期的な運用)
といった、基本的な情報や運用が整っていることが求められます。

有名である(一定の認知があること)

特に重要なのが、この「有名である」という条件です。
単に存在しているだけでなく、多くの人に知られている、もしくは検索されている実績があるかが見られるようです。

具体的には、
●複数のメディアで取り上げられている。
●検索エンジンで名前が調べられている。
●外部で話題になっている。
といった要素が判断材料になります。なお、広告記事や有料掲載のみでは、評価対象として見なされにくい傾向があります。

>>参考: Instagramヘルプセンター
 Instagramの認証バッジ
 Instagramで認証バッジを申請するための要件

従来の認証バッジは、「正しく運用されている公式アカウント」であることに加えて、外部からの認知や信頼があるかどうかも重視される仕組みとなっています。

再申請も可能

Metaの公式ヘルプによると、認証審査に通らなかった場合でも、30日経過後に再申請することが可能です。そのため、一度認証されなかった場合でも、継続的にチャレンジすることができます。

ただし、審査中に何度も申請を送ると、リクエスト自体がキャンセルされる可能性もあるため、まずは1回ごとの審査結果を待つようにしましょう。

・次回の申請までに状況を改善しましょう。

プロフィール欄の自己紹介文やプロフィール画像、公式サイトへのリンクなど、あらためて完成度を上げましょう。また、審査員はGoogleなどの検索結果も参照するようです。Webサイトやメディアで外部実績を増やしましょう。

>>参考:  Instagramヘルプセンター Instagramで認証バッジを申請した場合の流れ

 サービス資料 
資料表紙:Instagramアカウント運用設計リスト

公式Instagram運用設計リスト

インスタグラム公式アカウントの運用設計の際に、何を策定が必要な基本的な項目からわかりやすくまとめております。

Meta認証(Meta Verified)について|サブスク型(有料)

Meta認証(Meta Verified)とは

Meta認証(Meta Verified)は、Meta社で提供されている有料の認証サービスです。
従来のような著名性ベースの審査とは異なり、本人確認と一定の条件を満たすことで認証バッジを取得できる仕組みとなっています。

このMeta認証には、「クリエイター向け」と「ビジネス向け」のプランがありますが、本記事では、企業アカウント運用を前提とした「ビジネス向けMeta認証」を中心に整理していきます。

>>参考: Meta for Business   ビジネス用Meta認証 | Facebook、Instagram、WhatsAppでビジネスを認証

>>参考: Metaビジネスヘルプセンター   ビジネス向けMeta認証

Meta認証(Meta Verified)は月額制サービス(サブスクリプション)

Meta認証(Meta Verified)は、月額料金を支払って利用するサブスクリプション型のサービスです。

申し込みと支払いを行うことで利用でき、認証バッジの付与に加えて、アカウント保護機能やサポート機能など、SNS運用を支援するサービスが含まれている点も特徴です。

従来の認証バッジのように「著名性」を重視した仕組みとは異なり、運用支援や安全性の強化も含めたサービスとして提供されています。

活用メリット(運用視点)と購入時の注意点

Meta認証(Meta Verified)の特徴は、比較的導入しやすい点にあります。

例えば、下記のメリットがあげられます。
●条件を満たせば取得しやすい。
●比較的短期間で認証バッジを付けられる。
●セキュリティ・サポート機能が利用できる。

特に、アカウントの安全性を重視する場合や、早期に認証バッジを付けたい場合には選択肢となります。

一方で、Meta認証(Meta Verified)は月額費用が発生するサービスです。そのため導入にあたっては、単に「認証バッジが付くかどうか」ではなく、どのような目的で活用するのかを明確にしたうえで判断することが重要です。

Meta認証(Meta Verified)の料金プランと特典

企業アカウント向けに、ビジネス用プランが4つあります。

主な料金プランは以下の通りです。

・ビジネススタンダード:月額$14.99(約2,400円)

・ビジネスプラス:月額$49.99(約8,000円)

・ビジネスプレミアム:月額$149.99(約24,000円)

・ビジネスマックス:月額$499.99(約80、000円)

※料金は為替状況によって変動する場合があります。

>>参考: Metaビジネスヘルプセンター  ビジネス向けMeta認証の特典

それぞれのプランで提供されるサービスには違いがありますが、共通して提供されている主な特典は以下の通りです。

 主な共通特典 

認証バッジの付与:

申請した情報や書類に基づき、アカウントがMetaによって認証されていることを示します。

なりすまし対策:

Meta側が他のアカウントを監視し、なりすましの可能性があるアカウントを検出・対応します。

サポート機能(チャット・メール):

モバイルデバイスを中心に、問題発生時にチャットやメールでサポートを受けることができます。

検索での表示最適化:

企業名やユーザーネームで検索された際に、アカウントを見つけてもらいやすくなる仕組みです。

プロフィール機能の拡張:

プランによっては、プロフィールに掲載できる情報が増えるなど、アカウント表現の幅を広げることができます。

企業アカウントにおいては、単に認証バッジの付与を目的とするだけでなく、セキュリティ強化や運用サポートといった特典サービスも含めて検討の価値がありそうです。

まずは「信頼性が欲しい」企業アカウントの場合は、ビジネススタンダード(月額 約2,400円〜)で、低コストで「認証バッジ」の取得と「なりすまし監視」サービスだけでも、このプランで十分だと思います。

FacebookページとInstagramの両方でMeta認証(Meta Verified)を取得したい場合

Meta認証(Meta Verified)では、同じ「ビジネスポートフォリオ」に紐づいているビジネスアセットを、最大2つまで認証対象として設定できます。

例えば、Facebookページ(1アカウント)とInstagramビジネスアカウント(1アカウント)といった組み合わせで認証を取得でき、両方のアカウントに認証バッジが付与されます。

そのため、FacebookページとInstagramをあわせて運用している企業では、事前に「ビジネスポートフォリオ」を整備しておくことが重要です。

「ビジネスポートフォリオ」とは、Metaが提供するビジネス管理用のアカウントで、Meta Business Suiteなどのビジネスツールを利用する際の基盤となります。

>>参考: Metaビジネスヘルプセンター   ビジネスポートフォリオについて

従来認証とMeta認証(Meta Verified)の違い

あらためて従来の審査制の認証バッジとMeta認証(Meta Verified)の違いを整理しました。

Meta認証(Meta Verified)を申請する前に確認したいポイント

Meta認証(Meta Verified)の申請や従来の認証バッジの申請画面や操作方法は、アップデートによって変更されることがあります。そのため本記事では、細かな画面操作ではなく、企業アカウントとして事前に準備しておきたいポイントを中心に整理していきます。

プロフィール情報を最新状態にしておく

申請前には、下記のようなプロフィール欄の項目が最新情報で正確な情報になっているか確認しましょう。また、公式サイトや外部メディアなど、他の情報と表記が一致していることも重要なポイントです。

特に、以下のような項目は重要です。 
・企業名
・プロフィール画像
・自己紹介文
・公式サイトURL

本人確認書類・企業情報を確認しておく

申請内容によっては、本人確認や企業情報の提出が必要になる場合があります。スムーズに進めるためにも、事前に必要情報を整理しておくと安心です。

支払い方法(クレジットカード等)を準備しておく

Meta認証(Meta Verified)は月額制のサービスのため、支払い方法の登録が必要になります。そのため、事前にクレジットカードなどの決済手段を準備しておくとスムーズです。

また、企業アカウントの場合は、「どの部署・担当者が契約を管理するか」「会社名義で決済するか」など社内規則なども確認しておくと安心です。

ビジネスポートフォリオを整備しておく

上段でも触れていますが、Meta認証(Meta Verified)でFacebookページとInstagramのどちらのアカウントでも認証バッジを取得したい場合は、事前に「ビジネスポートフォリオ」を設定しておきましょう。

まとめ|認証バッジは「目的」に合わせて選ぶことが大切

Instagramの認証バッジの所得は従来の認証バッジ(審査制)とMeta認証(Meta Verified)2つ方法あり、それぞれメリットデメリットがあります。

従来の認証バッジ(審査制)|メリット・注意点

メリット
  • 無料で申請できる。
  • 「公式性」や「信頼性」を強く示しやすい。
  • ブランド価値の向上につながる。

注意点
  • 著名性が求められる。
  • 審査基準が分かりづらい部分もある。
  • 申請しても認証されない場合がある。

向いている企業
  • すでに一定の知名度がある。
  • メディア掲載実績がある。
  • ブランド認知を強化したい。

Meta認証(Meta Verified)|メリット・注意点

メリット
  • 条件を満たせば比較的導入しやすい。
  • 比較的短期間で認証バッジを取得しやすい。
  • サポートやセキュリティ機能を利用できる。

注意点
  • 月額費用が発生する。
  • 著名性やブランド力を証明する仕組みではない。
  • プラン内容を確認して選ぶ必要がある。

向いている企業
  • アカウント保護サービスに興味がある。
  • 早めに認証バッジを付けたい。
  • 運用サポートも活用したい。

認証バッジは、単に「青いチェックマークを付けること」が目的ではなく、企業アカウントの信頼性や安全性を支える仕組みの一つです。認証バッジの取得方法は「どちらが正解か」ではなく、自社の運用目的や体制に合わせて、無理のない形で選ぶことが大切です。

本記事が、これからInstagramの認証バッジを検討する企業のSNS運用担当者の方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

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