Xには、ユーザー同士が会話を行うためのさまざまな機能があります。その中でも「リプライ」は、投稿に対して直接返信ができる基本機能のひとつです。
本記事では、Xのリプライ機能の基本的な使い方に加え、企業アカウントとして押さえておきたい注意点について分かりやすく解説します。これからX運用を担当する方や、基本機能を整理したい方は、ぜひ参考にしてください。

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X(旧 Twitter)のリプライとは?
リプライは、X上で他の投稿に対して直接返信できる機能です。
日常的なコミュニケーションの中で広く使われている一方、企業アカウントにとっても、ユーザーとの関係構築やサポート対応などに活用できる重要な機能です。
まずは、リプライの基本的な役割や仕組みについて整理していきましょう。
リプライ(返信)の基本機能
リプライ(返信)は、特定の投稿に対して直接コメントを返すことができる機能です。
リプライは、元の投稿に紐づく形で表示され、一連のやり取りが「スレッド」としてまとめられて表示されるため、会話の流れを追いやすいのが特徴です。
Xでは、リプライを送ると原則として投稿者に通知が届き、やり取りが生まれるきっかけになります。また、公開設定のアカウント同士であれば、第三者もその会話を閲覧することができるため、単なる1対1のコミュニケーションにとどまらず、多くのユーザーに見られる可能性がある点も特徴です。
このようにリプライは、投稿への反応を伝えるだけでなく、ユーザー同士のコミュニケーションを広げる役割を持つ、Xの基本的かつ重要な機能のひとつです。
リプライと他の機能との違い
Xでは、リプライと似た機能として、「リポスト(リツイート)」や「引用ポスト(引用リツイート)」、「メンション」などがありますが、それぞれ役割や使われ方が異なります。違いを理解しておくことで、目的に応じた適切な使い分けができるようになります。
リプライは「会話をするための機能」

リプライは、特定の投稿に対して直接返信し、その投稿を起点とした会話(スレッド)を生み出す機能です。
リポスト(リツイート)・引用ポスト(引用リツイート)は「情報を広げるための機能」

リポストは、投稿をそのまま自分のフォロワーに共有する機能で、コメントを付けずに拡散したい場合に使われます。
また、引用ポストは、元の投稿を引用しながら自分の意見や感想を付けて発信できるため、情報の拡散とあわせて自分の見解を伝えたいときに適しています。
メンションは「相手を指定するための機能」

メンションは、投稿内で特定のユーザーに呼びかけるための機能で、必ずしも特定の投稿に紐づくものではありません。会話の起点を作るというよりも、「誰に関連しているか」や「誰に向けた発信か」を明確にする役割があります。
ここまで紹介した各機能の違いを整理すると、以下の通りです。
| X(旧 Twitter) 投稿機能 | 役割 | 特徴 | 主な用途(企業) |
|---|---|---|---|
| リプライ | 会話する | 会話する 投稿に直接返信し、スレッドとしてつながる | ユーザー対応・関係構築 |
| リポスト (リツイート) | 拡散する | 投稿をそのままフォロワーに共有 | 情報の拡散 |
| 引用ポスト (引用リツイート) | 意見付きで拡散 | コメントを付けて投稿を紹介できる | 意見発信・補足説明 |
| メンション | 相手を指定する | 投稿内で特定ユーザーに呼びかける | 特定ユーザーへの呼びかけ |
投稿内容を補足する:「セルフリプライ」の活用
リプライは他のユーザーへの返信だけでなく、自分の投稿に対して返信を行う「セルフリプライ」としても活用することができます。1つの投稿だけでは伝えきれない情報を、続けて投稿することで補足し、内容を分かりやすく整理することが可能です
Xの投稿は無料ユーザーの場合、全角で140文字までという文字数制限があります。こうした制限により1投稿では収まりきらない場合でも、セルフリプライを活用することで、詳細情報や補足説明、関連リンクなどを段階的に伝えることができます。
このように投稿をスレッドとしてつなげることで、情報全体をひとつのまとまりとして見せることができ、ユーザーは内容を順を追って理解しやすくなります。
また、企業アカウントでは、キャンペーンの詳細条件や注意事項の補足など、1投稿では伝えきれない情報の整理にも活用されています。
>>参考: ミツカン @mizkan_official(2026年4月2日投稿)新生活応援キャンペーン
食品メーカーであるミツカンの公式Xアカウントでは、キャンペーン投稿に対してセルフリプライを活用し、詳細情報を補足しています。企業によってはWebサイト上にキャンペーン概要を掲載するケースもありますが、本事例ではX上で情報を完結させている点が特徴です。
このようにセルフリプライを活用することで、投稿とあわせて情報を整理しながら伝えることができ、ユーザーにとっても内容を把握しやすくなります。
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X(旧 Twitter):リプライの使い方(基本操作)
ここまでXにおけるリプライの役割について見てきましたが、実際の操作方法もあわせて押さえておきましょう。
リプライは、シンプルな操作で投稿に返信することができます。一方で、返信の送り方や設定によっては、意図しない相手に通知が届いたり、公開範囲が変わったりすることもあります。
安心してリプライを活用するためにも、基本的な操作方法とポイントを正しく理解しておくことが重要です。ここでは、リプライの基本的な使い方について解説します。
リプライの送り方
(1)返信したい投稿の画面下部にある「吹き出しアイコン」をタップします。
(2)「返信をポスト」の入力欄に、返信内容を入力します。
(3)返信ボタン「ポストする」をタップすると、リプライが投稿されます。
リプライを送ると、投稿の先頭に返信先のユーザー名(@ユーザー名)が表示され、誰に対する返信であるかが分かる仕組みになっています。

リプライの制限設定(返信できる人の設定)
Xでは、投稿ごとに「誰がリプライできるか」を設定することができます。これは比較的新しい機能で、安全なコミュニケーション環境を提供するための取り組みとして、2020年に導入されました。
>>参考: Xブログ 2020年8月11日投稿「新たな会話への参加方法が始まります。」
投稿時には、その投稿に対してリプライできるユーザーを設定します。
すべてのユーザーが返信できる設定のほか、フォローしているアカウントのみ、あるいは特定のユーザーのみに限定することも可能です。そのため、投稿によってはリプライができない場合がある点も理解しておきましょう。
この設定を活用することで、不要なリプライを防いだり、特定のユーザーとのやり取りにフォーカスしたりと、コミュニケーションのコントロールがしやすくなります。企業アカウントでは、重要なお知らせやキャンペーン投稿など、内容に応じて適切に使い分けることがポイントです。
(1)投稿作成画面の下部に表示される「全員が返信できます」をタップします。
(2)「返信できるアカウント」から、リプライを許可する対象を下記項目から選択します。
・全員→すべてのユーザーがリプライ可能(デフォルト設定)
・フォローしているアカウント→自分がフォローしているユーザーのみリプライ可能
・メンションしたアカウント→投稿内で指定したユーザーのみリプライ可能
・認証済みアカウント→認証バッジを持つアカウントのみリプライ可能
(3)設定後、「ポストする」をタップして投稿します。
< 注意点 >
・リプライ制限は返信にのみ適用されるため、別機能であるリポストや引用ポストは制限されません。
・こちらのリプライ範囲の設定は投稿ごとに適用されるため、都度確認・変更する必要があります。

X(旧 Twitter)ではリプライを非表示にするすることができる
Xでは、自身の投稿についたリプライを非表示にすることができます。
国内での急成長をはじめた2019年9月にリプライの非表示機能を公開しました。ユーザーが安心してコミュニケーションを行える環境を整えるため、不適切なリプライや望ましくない投稿への対応手段として導入されました。
>>参考: X blog More control over your conversations: now available globally
他者のリプライ自体を削除することはできませんが、スパムや宣伝、過度に攻撃的な投稿などに対しては、非表示機能を活用することで、自身のアカウントや投稿の健全性を保つことが可能です。
また非表示に設定したリプライは、「非表示の返信」としてまとめて表示される仕組みになっており、多くのユーザーは、その投稿がリプライが非表示にされていることを認識することができます。
>>参考: Xヘルプ Xの返信や@ポストを投稿する方法
(1)自分の投稿を開き、非表示にしたいリプライを特定します。
(2)該当のリプライの「…」メニューをタップまたはクリックします。
(3)「返信を非表示にする」を選択します。
※ユーザーのアカウントによっては操作の途中で、相手をブロックするかどうかの案内が表示されますので、同時にブロック設定も可能です。
(4)確認画面が表示されたら、実行します。
※該当のリプライは非表示になりますが、リプライ件数の数字は表示されたままになります。

X(旧 Twitter)リプライの表示と通知について
「投稿者」と「リプライするユーザー」がフォロー関係にあるかどうかにかかわらず、投稿者側での基本的な表示や通知の仕組みに大きな違いはありません。
ここでは、投稿者側(リプライをもらう側)の表示と通知の見え方について整理します。

【 投稿者Aさん側の表示 】
・プロフィール画面「ポスト」タブ
投稿者Aさん自身の投稿が一覧で表示されます。リプライが付いている場合は、吹き出しアイコンに件数が表示されます。該当の投稿をタップすると、スレッドとしてリプライ内容もあわせて確認することができます。

・「通知」画面
リプライがあった場合、「通知」画面に返信内容が表示されます。これにより、どのユーザーから返信があったのかを確認することができます。

・プロフィール画面「返信」タブ
自分が行った返信や、関連するやり取りが表示されます。こちらも投稿単体ではなく、スレッドとして内容を確認することができます。
※リプライ投稿には「返信先:@自身のユーザー名」が表示されるため、返信であることが分かる仕組みになっています。

通知をオフにすることもできる。
リプライが届くと、「通知」アイコン上にプッシュ通知が表示されます。一方で、複数のアカウントから頻繁にリプライが届く場合、通知の多さが負担に感じられることもあります。
Xでは、こうした通知を一部オフにすることが可能です。ただし、通知設定によってはリプライに気づきにくくなる場合もあるため、運用時には注意が必要です。
企業アカウントでは、対応の抜け漏れを防ぐためにも、通知設定とあわせて確認体制を整えておくことが重要です。日常的にリプライ対応を行う場合は、通知設定とあわせて運用ルールを整備しておくと安心です。
(1)Xアプリを開き、「設定とプライバシー」を選択します。
(2)「通知」をタップします。
(3)「フィルター」→「ミュートしている通知」を開きます。
(4)「次のアカウントからの通知を表示しない」から、下記の対象から選択して設定します。
・フォローしていないアカウント
・フォローされていないアカウント
・新しいアカウント
・プロフィール画像が設定されていないアカウント
・メールアドレスが未認証のアカウント
・電話番号が未認証のアカウント
企業のX(旧Twitter)運用におけるリプライ機能の注意すべきポイント
リプライはユーザーとの関係構築に有効な機能である一方で、使い方によってはトラブルや誤解を招く可能性もあります。特に企業アカウントでは、ひとつの返信が多くのユーザーの目に触れるため、より慎重な対応が求められます。
「巻き込みリプライ」に注意
メンション(@ユーザー名)が含まれている投稿に対してリプライを行うと、投稿者以外にもメンションされているユーザーへ通知が届く仕組みになっています。そのため、意図せず関係のないユーザーを会話に巻き込んでしまう「巻き込みリプライ」が発生することがあります。
巻き込みリプライを防ぐためには、リプライ作成画面で不要なメンション(@ユーザー名)を確認し、必要に応じてチェックを外すことが重要です。

「投稿者A」の投稿(投稿1)に対して「投稿者B」がリプライし、さらにそのリプライに対して「投稿者A」が返信することで、やり取りが重なっている状態になっています。
このようなスレッドの中で、「投稿者C」が返信を行う場合、本来は「投稿者B」に対してのみ返信する意図であっても、会話の起点となっている「投稿者A」のIDも自動的に宛先に含まれてしまうことがあります。これが「巻き込みリプライ」が発生する主な原因です。
なお、この「宛先(返信先)」は、リプライ作成画面に表示される「返信先:@〜」の部分をタップすることで編集が可能です。不要なユーザーのチェックを外すことで、意図しない相手への通知を防ぐことができます。
公開コミュニケーションであることを意識する
リプライは、特定のユーザーへの返信であっても、基本的には誰でも閲覧できる公開コミュニケーションです。そのため、やり取りの相手だけでなく、第三者にも見られていることを前提に対応する必要があります。
対応の仕方によっては、「企業としての姿勢」として受け取られることもあるため、一貫したトーンやマナーを意識することが求められます。
また、こうしたリスクを防ぐためには、即時対応だけを優先するのではなく、内容を確認したうえで慎重に返信する姿勢が重要です。
まとめ:X(旧 Twitter)のリプライは公開型コミュニケーション
Xのリプライは、投稿に対して直接返信ができる基本機能であり、ユーザー同士の会話を生み出す重要な役割を担っています。また、スレッド形式で表示されることで、やり取りが蓄積され、情報の整理や理解を助ける点も特徴です。
企業アカウントにおいては、ユーザーとのコミュニケーションや問い合わせ対応、投稿内容の補足(セルフリプライ)など、さまざまな場面で活用することができます。一方で、公開コミュニケーションであることや、巻き込みリプライなどのリスクも踏まえ、適切な運用が求められます。
基本的な仕組みや操作方法を理解したうえで、目的に応じて機能を使い分けることが、より効果的なSNS運用につながります。
リプライを単なる返信として捉えるのではなく、ユーザーとの関係構築や情報発信の一手段として、日々の運用に取り入れていきましょう。
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