イーロン・マスク氏CEO就任後のX(Twitter)認証バッジ(公式マーク)の現状と違いのチェック方法

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イーロン・マスク氏がTwitterを買収し、社名をXに変更したことは、世界中のSNS業界に衝撃を与えました。単なる社名変更にとどまらず、サービスそのものに大きな変革をもたらしました。認証バッジ(公式マーク)について刷新しては手直しをする状況が続いています。そこで本記事では、TwitterからXへの移行する時期の認証バッジ(公式マーク)についての出来事を記録としてまとめております。

X(Twitter)認証バッジ(公式マーク)について

そのアカウントが本人や公式であることをX(Twitter)社から証明され付与されるマークです。

参考画像:X(Twitter)認証バッジ(公式マーク)、当時TwitterJapanの公式Instagramアカウントのプロフィール欄。

青地に白のチェックでアカウント名の横に表示されます。企業アカウントとしては公式であることを証明できるので、企業アカウントであれば取得したいところです。また、あくまでも本人であることの証明であって、決して人気があることやX(Twitter)がお勧めしているということではないということもX(Twitter)社は名言しています。

※認証バッジ、認証マーク、公式マーク、青バッジなどと呼ばれています。当ブログでは「認証バッジ」として記事を進めます。

実はイーロン・マスク氏が加わる前から、認証バッジの付与に関する当時のTwitter社独自のガイドラインが公表されていないこともあり、企業アカウントや著名人が申請しても取得できないということが長期にわたって続いていました。

※以下から社名表記を当時の状況を分かりやすくするため「Twitter」とさせていただきます。

米Twitter本社2022年10月下旬から11月の動き

2022年10月27日イーロン・マスク氏がTwitter社を買収しCEO(最高経営責任者)に就任してから日々情報が動き、Twitter社がサービスを刷新しては手直しをする状況が続いています。

2022年11月1日(アメリカ時間)認証バッジの有料化に言及し金額も発表。

有名作家とのやりとりでイーロン・マスク氏は「Twitter社は給料を払うために広告収入だけに依存することはできない。8ドルでどうでしょうか。」という投稿。

>>参考:  イーロン・マスク氏(@elonmusk) 2022/11/1投稿より

イーロン・マスク氏(@elonmusk) 2022/11/1投稿より

2022年11月1日(アメリカ時間)上記数分後に月8ドルで認証マークが取得できると投稿。

イーロン・マスク氏が「Power to the people! Blue for $8/month.」(人々に力を!青(認証バッジを)を月8ドル)投稿。サブスクリプションサービスの「Twitter Blue」のサービスの一つに加えられることが発表された。

>>参考:  イーロン・マスク氏(@elonmusk) 2022/11/2投稿より
※投稿の「Blue(青)」は「Twitter Blue」を指す。

参考画像:イーロン・マスク氏(@elonmusk) 2022/11/1投稿より

2022年11月5日(アメリカ時間)新しい「Twitter Blue」サービスの情報が一部利用者に表示されていた。

Twitter米本社、プロダクトマネージャーCEOのEsther Crawford(エスター・クロフォード)氏の投稿によりテスト中だという投稿があった。

>>参考:  エスター・クロフォード氏(@esthercrawford)2022/11/5投稿より

参考画像:エスター・クロフォード氏(@esthercrawford)2022/11/5投稿より

2022年11月10日(アメリカ時間)新しいサブスクリプションサービス「Twitter Blue」がアメリカとカナダでスタート。

新しい「Twitter Blue」に加入ユーザーが増加し、なりすましアカウント(偽アカウント)が多発したようで、アカウント開設後90日以内のユーザーは加入できないルールになった。

参考画像:Twitter Help Center (英語)、Webサイトより

2022年11月11日(日本)以降、「Twitter Blue」がサービスローンチされていない日本でも一部ユーザーが日本円で900円という情報が拡散された。

参考画像:多くのユーザーが、「Twitter Blue」がサービスローンチされていない日本でも一部ユーザーが日本円で900円という情報を拡散。

2022年11月24日(アメリカ時間)認証バッジを3色にすると発表

イーロン・マスク氏が「政府をグレー」「個人を青」「企業を金」に認証バッジの色別の設定を計画していることを発表

>>参考:  イーロン・マスク氏(@elonmusk) 2022/11/25投稿より

参考画像:イーロン・マスク氏(@elonmusk) 2022/11/25投稿より

2022年11月13日 認証バッジの色分けが日本でもスタート

企業アカウントの認証バッジが、突然、金色になったと報告をする投稿が続きました。一方でまだ認証バッジの色が変わらないことをネタにした面白い投稿している企業アカウントも見受けられました。

>>参考:  シヤチハタ株式会社 (@ShachihataBS)
印章・スタンプ・文房具等を製造販売する、シャチハタの公式X(Twitter)アカウントです。
突然認証バッジが金色になっていたことを投稿していました。

参考画像:シヤチハタ株式会社(@ShachihataBS)公式X(Twitter)アカウントとうこうより。

>>参考:  花王 アタック(お洗濯全般)(@kao_attackjp)
日用品メーカー大手、花王の洗剤ブランドアタックの公式X(Twitter)アカウントです。 認証バッジが変化していたたことを、漫画風の集中線で画像を加工して面白く投稿していました。

参考画像:花王 アタック(お洗濯全般)kao_attackjp、公式X(Twitter)アカウント、2022年12月13日投稿より。

2022年11月時点のグレー色の公式マークについて

なりすましアカウント(偽アカウント)の多数出没による問題が発生したことで、Twitter社は急きょ新しいマークを設定しました。

以前のルールのもと認証バッジを既に取得していた企業アカウントには、いつの間にかグレー色で「公式」と表示されるようになりました。

2022年11月8日(アメリカ)Twitter米本社、プロダクトマネージャーECOのEsther Crawford(エスター・クロフォード)氏により「公式」マークの公式リリースを発表。

>>参考:  エスター・クロフォード氏(@esthercrawford)2022/11/8(アメリカ時間)投稿より

参考画像:エスター・クロフォード氏(@esthercrawford)2022/11/8(アメリカ時間)投稿より

現時点(2022年11月)で、以前のルールで認証バッジを取得していたアカウント全てに付与されていないの状態です。順次付与しているのか表示されていない企業もあります。

>>参考: 
 Twitter Marketing(@TwitterMktg)※英語、2022年11月時点
_※こちらのアカウントは削除されました。
 Twitter マーケティング(@TwitterMktgJP)日本向けアカウント、2022年11月時点_※こちらのアカウントは削除されました。 

参考画像:Twitter社の各種公式アカウントで、グレーバッジがあるアカウントと付与されていないアカウントに分かれました。

2022年12月13日に3色に色分けされた認証バッジがリリースされ始めたことで、現在ではグレー色で表示された「公式」が削除されています。

Twitter Blueについて

サブスクリプションサービス「Twitter Blue」は日本では未だリリースされていません(2022年12月時点)。

昨年の2021年6月にオーストラリアとカナダでスタートし、同年11月にアメリカでもスタートしました。当時、アメリカでは月2.99ドル(約350円)でサービスをスタートしたようです。

当初「Twitter Blue」を登録すると使える機能は下記の3つでした。
・Undo Tweet(送信の取消し)
・Bookmark Folders (ブックマークをフォルダ分け出来る)
・Reader Mode(広告なしで一連のリプライ表示のようになる)

>>参考:  Twitter Blue(@TwitterBlue)2021/6/3投稿より
※現在こちらのTwitter Blueの公式X(Twitter)アカウントは表示されません。

参考画像:Twitter Blue(@TwitterBlue)2021/6/3投稿より

この1年で利用できる機能が増えていた中、認証バッジのサービスが加わって新「Twitter Blue」サービスとなり、さらに名称をへの牛「X Premium」となりました。

>>参考:  Xヘルプセンター_About X Premium

認証バッジの確認方法(2022年11月現在)

青い認証バッジのアイコンをクリックするとメッセージが表示されます。

どのような経緯で認証バッジを取得したかについては下記のメッセージで見分けることができます。

以前から認証バッジを付与されていたアカウントの場合

「このアカウントは、政府、ニュース、エンターテイメント、または他の指定されたカテゴリーにおいて注目されているため、認証されています。」

参考画像:以前から認証バッジを付与されていたアカウントの場合に表示

サブスクリプションサービス「Twitter Blue」加入者の場合

「このアカウントは、Twitter Blueに登録しているため認証されています。」

参考画像:サブスクリプションサービス「Twitter Blue」加入者の場合の表示。

まとめ:Twitter運用担当者ができること

過渡期でるため現時点は認証バッジの取得の有無に関係なく、企業公式として通常の運用を継続することに注力しましょう。また、イーロン・マスク氏の発表のとおり認証バッジが3色となり有料化された場合に、今後、なりすましアカウント(偽アカウント)が有料サービスを利用して認証バッジを取得してしまう場合が想定されるため、予算にも関係しますが、有料で認証バッジを取得することをおすすめします。

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